冬合宿の感想など

合宿雑感
                              古畠俊彦
 
最初に蝶ヶ岳に登ったのは、大滝山から蝶ヶ岳経由の常念岳アタックの合宿だった。その時も入山日が雨だった。最終日に、麓に下り林道脇にテントを張り泊まった。その頃は、合宿で酒はご法度だった(時には、隠れて酒を持ち込んだ先輩はあったようだが)。テントを張る前に酒の買出しが指示され、ジャンケンで負けた者が買出しに行くことになり、買出しの二人の帰りを待ちわびて酒の到着に期待した。酒の買出しは、今でも語り草になっている。
 爺ヶ岳の東尾根の合宿、積雪が少なく取付きは落ち葉を踏みしめ、その先は藪をかき分けて登った。最終日のテント泊もみぞれ交じりの雨。分かれてその日に下ったメンバーは雨でずぶ濡れであった。
 そうして今回の合宿が3度目の雨となった。十数年に一度は雨に会った計算になる。以前の雨がどのような天気で降ったかは定かでないが、今回は日本海にある発達した低気圧に、暖かい南方の空気が引っ張られて雨になったことを知った。横尾から上高地まで小雨の中、木々の枝についた雪の水滴が加わり、濡れての行動となった。その夜は雨も上がり、暖を十分に取り、残り少なくなった酒を酌み交わす。雨にはあったが、心温まる泊りであった。
 報告を書いている“大寒”の今日も朝から小雨。まったく雪のない日が続いている。冬はどこへ行ってしまったのだろう。
 
 
 
初めての合宿に寄せて
島田昭治(2019年入会)
 
 いよいよ待ちに待った冬合宿。これ程の日数を山で過ごすのは初めてとあり、期待と不安がとても大きい(特に期待)。当日、7時30分集合だが早く到着、すでに飯田さんがいる。聞くと前泊とのこと、さすがに違いを感じた。
 皆集合してタクシー2台で釜トンネル入口へ。ここから長旅の始まり。夏合宿の教訓から、結構荷物は絞ったはずだがかなり重い。足が不安。トンネルを抜けると焼岳。思っていた以上に雪が少ない。天候は良好、大正池からの明神岳がとても綺麗で感動する。天候と景色は抜群だが、釜トンネルから徳沢までの平坦な距離にまいった。
予定では徳沢泊まりだが、時間も早く明日を考えて標高2,000mの平坦地をめざす。雪も少なく急登でもないため、アイゼン・ワカン使用せず到着。テント設営後、二手に分かれ初日のささやかな宴に。佐原さんからの差し入れ、崎陽軒のシューマイが抜群に美味しかったです。ご馳走さまでした。
二日目、蝶ヶ岳山頂をめざす。トレースもしっかりあり、山頂まで結局アイゼン・ワカン使用せず到着し残念。山頂は少し風があるが雲一つない晴天で、穂高連峰が目の前にドーンと、鳥肌もの。思わず穂高をバックに写真を撮ってもらう。予報では、明日から寒波到来なのだが、嘘みたいな晴天。本日は蝶ヶ岳冬期避難小屋泊。トイレも完備されているため、臭いは少しするが快適。登山者はそこそこいましたが、避難小屋への来客はなし。楽しい宴会とともに、ゆっくり寝ることができた。
良く30日は、前日とは打って変わって嵐のような悪天候。さすがに予報的中。この日は山田さんと佐原さんが横尾へ下山のため、見送りながら蝶槍を目指すが、悪天候のため見送りもままならず避難小屋へ引き返す。我々も荷物をまとめ下山することに。天候には勝てないが残念。初日と同じ場所にて幕営を予定したが、早いため下山に決まる。
徳沢手前から雨に変わる。上半身には雨が浸み込み辛かったのと、止まった時の寒さも辛かった。特に徳沢から釜トンネルまでの帰り道で、足腰は大丈夫だが心が折れるかと思った。上高地バスターミナルでは古畠さん柴本さん小林さん戸谷さん4名がテント泊、私は下山を選択。最後まで同行できなかったことが、何かもやもやしています。すいませんでした。
全体的には、前半の2日間は期待を超える景色と皆さまと一緒に行動する山行の楽しさ、最後の1日は不安的中して悪天候で、予定から始まりすべてが変わり、おまけにメンタルまで打ちのめされた気がしますが、私にとってはとても勉強になることが多い冬合宿でした。皆さま、ありがとうございました。
 
 
初めての合宿、行動記録
飯田(2018年入会)
 
12月28日 
タクシーで釜トンネル入口に到着。2日後の30日に天気がくずれる予報で、どの位のペースで歩くのか少し不安を抱えながらも絶好の天気で気持ちも上がる。
釜トンネルを上り終えてしばらくすると、2日前に痛めた股関節が痛みだす。なぜ平坦なところを足早で歩くといろんなところが痛くなるのか分からず、ゆっくり歩き何とか徳沢に到着。登り始めると、痛みは消えて快調に2,000mまで登る。一日を無事に終えたことにほっとしながら、11月の下見でみた平らでテントを張る。テントの中では、山田さんに怒られながら酒を飲む。みんなでのテント泊は楽しい。
12月29日
7時に出発予定で、自分は用意が遅いので早めに前日と同じ団体装備をザックに詰め終えたが、古畠さんの「団体装備を全部出せ」の一言でもう一度出す。残った団装は前日より軽かった。
10時前に長塀山通過。妖精の池を越えたら風が強くなると思いつつ、蝶ヶ岳に到着。風はあまり強くない。相変わらず山頂でのタバコはうまい。避難小屋に泊まることが決まり、翌日の常念岳の登頂は難しくなった。しかし、30日に風が強くなることを思えば、テント泊よりはかなり快適に過ごせそうな気がする。実際、最初は寒かったが夕飯を食べたり、酒を飲んだりしたら温かくなり快適でした。山で飲むのに日本酒は重いので、代わりになる酒を探して島田さんにスコッチの紅茶割りを飲ませてもらい、美味しくてほとんど飲んでしまい、要らぬこと言って皆さんにご迷惑をかけました。すみませんでした。
12月30日
常念岳に向けて出発。風はあるが歩けないほどではない。久しぶりに真冬、風ありの装備で少し楽しい。
途中で引き返すことになった。古畠さんに「このくらいの状況だと、4時間ぐらい」と言われ、今度どこかで試してみようと思った。下ることが決まり、途中で先頭を歩いたがペースが難しい。標高が下がるにしたがって雪から雨雪に変わり、手袋と膝の上が濡れてきた。徳沢まで下りてきて、自分にとってはここからが大変だと思いつつタバコがうまい。釜トンネルには早く着いてしまい、寒かったが沢渡までの高速バスの乗り方とかは参考になった。
4泊5日にはならなかったが、正直体の調子も良くなかったので無事に終えたことに安堵しています。

Groupe Des Moraines

長野市の山岳会グループ・ド・モレーヌです。 山は春から夏に向かっています 飯綱山は日に日に春山から夏山に向かっているのが感じます 今年もモレーヌではお試し山行をやりたいと思います 山岳会やモレーヌに興味があるかたが対象です 山岳保険に加入している方、加入できる方 山行場所はモレーヌで指定させていただきます 最低限の装備は準備していただける方 ホームページの連絡先より連絡ができます

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