北海道の山(雌阿寒岳、斜里岳、羅臼岳、羊蹄山)

山域・山名 北海道の山(雌阿寒岳、斜里岳、羅臼岳、羊蹄山)

目的・登山形式 ピークハント

期 間 2018/7/11~7/18

≪行動の記録≫

7/11 長野→新潟東港~フェリー

7/12 フェリー~苫小牧東港→雌阿寒温泉P

7/13 雌阿寒温泉P~雌阿寒岳~阿寒富士~P→清里町清岳荘

7/14 清岳荘~斜里岳~清岳荘→岩尾別温泉→知床峠→国設知床野営場

7/15 野営場→岩尾別温泉~羅臼岳~ウトロのホテル

7/16 ホテル→羊蹄山自然公園真狩キャンプ場

7/17 キャンプ場~羊蹄山(お鉢巡り)→苫小牧東港~フェリー

7/18 フェリー~新潟東港→長野

≪所感等≫

 北海道の山ということだが、それぞれ異なる顔を持っていて良い山だった。羅臼岳は、頂上で強烈な風雨に見舞われたが、予報より天気には恵まれたと思う。多くの高山植物を愛で、のんびりと歩くキタキツネやシマリスにも会え、遊覧船からヒグマの親子やイルカを見ることもできました。連日、山を楽しんで温泉に浸かり、アルコールをいただいて自然の中に眠るという贅沢な山旅でした。

【7月13日】曇り

 雌阿寒温泉の公共駐車場にテントを張ったが、10台程の車。我々以上に遠方からも。硫黄の臭気が強いと思っていたら、水路の水が白濁した温泉水だった。 針葉樹の急登から始まり、ハイマツのトンネルを行くようになる。本州とは標高で1,000m位低くて同じ植生なのか。緑に覆われているが、溶岩が流れた舌状の尾根が眼下に広がる。海から湧いた雲が、内陸で消えている。赤茶けた噴石とザレの斜面を登ると、噴煙を上げた火口の淵に出て、頂上はすぐだった。雄阿寒岳も大きな噴煙と阿寒湖の向こうに黒く見えた。

 円錐形の阿寒富士は、富士山のようにザクザクとしたザレの斜面をジグザグに急登。コマクサが多い。オンメトーの湖回りで下山する。湖周はシャクナゲの群落だった。 雌阿寒温泉(野中温泉350円石鹸等なし)は、木の風呂に露天と雰囲気がいい。長く浸けていた足がヒリヒリする硫酸塩泉の湯でした。

4:45雌阿寒温泉駐車場~7:10雌阿寒岳~7:40阿寒富士分岐

~8:10阿寒富士~8:42分岐~10:10オンメトーのキャンプ場

~11:15駐車場

 野中温泉→(買出し)→清岳荘


雌阿寒岳火口(赤池)左奥に阿寒富士 



           阿寒湖と雄阿寒岳  剣ヶ峰との間の大きな噴煙

【7月14日】晴

 昨夜虫に食われたところがかゆい。清岳荘前から登山道が始まり、両側に大きなフキ

の生えた林道を行く。終点から沢沿いの登山道になったが、すぐに飛び石の渡渉となり、

そこからは登山道というより、沢登り。渡渉を繰り返し、へつり、高巻きもある。小屋

跡の下の二俣からの旧道は、三段の滝までは巻いていたが、そこから先は滝登り。シャワークライミングあり、ちょっとした岩登りが連続して、一般ルートとは思えない。下降路に使うならザイルが欲しいところ。

 上の二俣からは水も細り、胸突き八丁辺りから花も多くなった。小さなザレ場を登ると馬ノ背に出て、斜里岳頂上が望めた。反対側の沢には残雪があった。

 ハイマツとお花畑の尾根を縫い、銀色の斜里岳神社の祠に頭を垂れて山頂に立つ。先客は3人だったが、続々と登ってきた。羅臼岳がガスの合間にちらりと見えた。摩周湖もちょっと顔を出し、屈斜路湖も雲間に臨めた。

 下山は上の二俣から新道にとる。旧道の沢登りと違い、ハイマツの尾根道で、陽射しが背中から照り付けて暑い。熊見峠から一気の下りで沢の道に戻る。

4:40清岳荘~5:35下の二俣~6:40見晴しの滝~7:18上の二俣

~8:05馬ノ背~8:25斜里岳8:45~10:00熊見峠

~10:50下の二俣~11:50清岳荘

 清岳荘→清里町(きよさと温泉緑清荘)→岩尾別温泉




【7月15日】曇り一時雨

 キャンプ場を3時に出る。すでに道路に縦列駐車もあったが、何とか一番近い所に

駐車できた。今日の天気は雨になるとのこと。

 木下小屋から樹林の急登になる。高木の下草は、シキミと登山道沿いのツタウルシばかり。オホーツクの展望辺りから植生が変わった。登山道をふさぐ木の枝が切られていないので、何度も頭を打ってコブになりそう。

 極楽平で縞になったガスに覆われた山頂辺りが見えた。仙人坂辺りから雨が落ち始め、羽衣峠では、流れ下るガスがまさに天女の羽衣のよう。大沢はしっかり雪渓が残っていた。雪渓で風雨が強まりそうなので雨具を着たり、身支度を整える。雪渓は、ノドになった所からはアイゼンが欲しい。

 羅臼平にはテントが2張りあった。ヒグマ対策のフードロッカーもある。雨とガスで視界が効かないが、ハイマツ帯からだんだん傾斜が増して岩場になってくる。イワヒゲの白とツガザクラのピンクが目立つ。

 急に強烈な風にあおられて頂稜とわかる。風雨に這うように頂上を踏み、岩につかまって記念写真におさまる。ほうほうの体で下るが、どんどん登山者が登ってきた。

心配した雪渓の下りも、バケツになりつつあって通過する。単独登山者がすぐ横を滑落するハプニングもあった。この天候でまだ登るグループもある。

 極楽平で雨具を脱いだが、強風が木々を揺さぶり続けた。木下小屋で、山岳救助隊員も務める駐在さんが、心配顔で山の状況を聞いてきた。

3:50木下小屋~5:40極楽平~6:35大沢下~7:30羅臼平

~8:35羅臼岳~9:20羅臼平~10:05銀冷水~11:00弥三吉水

~12:20木下小屋

 夕陽の見える丘ホテル…知床遊覧


   羅臼岳を流れる雲(極楽平)


思わぬ雪渓登りに(大沢)


       風雨の山頂  


知床峠から羅臼岳を望む(7/14)

【7月17日】曇り

 昨日は、北海道を東から西へと長躯ドライブしてきた。石狩山地までの、一直線に続く道の両側には、ビート、麦、ジャガイモ畑が広がり、石狩山地は牧草に変わり、旭川辺りからは水田が広がった。いずれにしても北海道は、雄大という言葉が似合う。

 整備されたキャンプ場から針葉樹の森に入る。キャンプ場からなので、1合目はすぐだったが、湿度が高く雲の中なので視界もなく、4座目ということもあるのか、2合目以降は足が重かった。ブナやチシマザサの生い茂るジグザグの道を、ウグイスやツツドリの声を聴きながら無言で登る。6合目辺りから気が低くなり、8合目からはトラバース道となって樹林を抜け、高山植物帯になる。イワブクロ、イワギキョウ、フウロなどなど。雲の上に出て、9合目は避難小屋への分岐だったが、小屋前には布団が干されているのが望めた。尾根状に出て、浅い沢を登るとお鉢に出た。深い火口には残雪と水たまりがあった。反時計回りでお鉢をめぐる。最高点付近は岩稜で岩場を続く。

三角点から先は、ザレの道になって様相がだいぶ異なる。登り口がいくつもあるので、お鉢をめぐる人が多かった。

 下りでも、まだまだ登ってくる登山者がいた。疲労がピークとなってきたが、何とかキャンプ場に下る。予定以上に、無事登山を終えることができた。あとは交通安全を期して帰路に就く。

4:15キャンプ場~5:00二合目半の先~5:55五合目の下

~6:55七合目の下~7:55八合目の先~8:35お鉢

~9:25羊蹄山~10:00真狩下山口~13:30キャンプ場

 真狩キャンプ場→北湯沢温泉→苫小牧東港


  湿気の中の登高(3合目の先)


    山頂手前の岩稜


 真狩キャンプ場から羊蹄山(7/16)


       山頂にて

Groupe Des Moraines

長野市の山岳会グループ・ド・モレーヌです。 まだ高い山は雪山ですが グリーンシーズンが到来です この時期は暑くもなく寒くもなく快適な登山ができて本当に楽しい季節です 高い山に登るとまだ沢山の雪が残っていて北アルプスに登りに行くと雪が合えばグリセードで帰ってこれるので楽チンに帰ってこれるのでとても良い時期ですね 長野県の山はまだ雪山の場所が多いの安全に登って無理をしないよにしてください

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