[山域・山名] 北アルプス、白馬三山
[山域・山名] 北アルプス、白馬三山
[登山スタイル・目的] 縦走
[期 間] 2017/8/20~21
[コースタイム記録]
8/20;7:15猿倉発~8:05白馬尻小屋~8:25大雪渓下~11:00村営頂上宿舎~11:45山頂
~12:10白馬山荘
8/21;5:30山荘発~6:40杓子岳~7:35白馬鑓ヶ岳~8:05分岐~9:30鑓温泉、10:30発 ~11:40三白沢~12:15小日向のコル~13:40猿倉
[詳細報告・所感等]
3連休で、白馬から唐松まで縦走の計画が野暮用で二日間となったため、合宿で飲めなかった山での生ビールに、鑓温泉入湯として小屋泊の三山縦走に。体調良ければ、唐松までもと考えていたが、寝坊と体力の無さで、天狗小屋が使えないこともあり、昼から山荘のスカイレストランで生ビール。
鑓温泉は貸し切りで長湯しすぎ、残行程がひどく長く感じる羽目になってしまった。
【8月20日】曇
明るくなったら登り始めるつもりが、寝坊し白馬へ急ぐ。白馬村に入ると晴れ間も。駐車場の空きを心配したが、40台程度か。猿倉荘で水を入れ、計画書を投函して登りだす。稜線がガスに隠れ始める。大雪渓入口で数人が軽アイゼンをつけていた。軽アイゼンで雪渓のトレースを追う。ガスの切れ間に、雪渓上部の葱平下あたりを列になって登る登山者が見える。順調な雪渓歩きだったが、軽アイゼンをはずしてからが長かった。
白馬山頂を踏んでからどうするかと考えたが、足取り重く、ちょっと早いが生ビール。
クーッ、うまい。10組ほど御同輩のグループがいた。
夕食まで、旭岳のトラバース道を酔い覚ましに散策する。日暮れに剣が姿を見せる。
かなりイケる夕食にお替りをして、うるさ
い鼾を聞きながら就寝。
【8月21日】曇
3時半頃から2号館1階16号室の相部屋の皆が動き出す。外はまだガスの中。しっかり朝食を食べ、シルエットのような剣岳を見ながら杓子岳に向かう。リタイア済みと思われる
4人組が私の前を行く。風が冷たく、杓子の下でダウンを雨具に着替える。ガラガラの斜面を登り、杓子はガスの中。信州側は、縁を歩くのが恐ろしいほど崩壊している。
ガスに足元のハイマツの下に真新しいライチョウの糞があった。周囲を探すが姿はなかった。点々とコマクサが見られた。
白馬鑓ケ岳もガスの中。分岐に下り、早々に信州側に入る。入れ違いに主稜線に出たTシャツの山岳部らしい若者のパーティーは寒い寒いを連呼していた。日も当たってきてぽかぽかの高山植物の中の道を下る。中国の一団と「こにちは」の挨拶ですれ違う。鑓
温泉手前の鎖場から注意の指導標が続く。硫黄の匂いがし、雪渓の横にコンパネの黄色の温泉が見えてきた。
入湯料は500円。先があるので缶ビールをぐっと我慢し、温泉を隠す暖簾をくぐる。誰もいない、貸し切り。汗臭いシャツを脱いでいると、湯船の下の草の陰で休んでいた女性2人と目が合う。小屋側の石積の間からこんこんと湯が流れ出ている。垢でなく、カラマツ草の花のような湯花。熱い湯だが、いい気分で長湯となった。
ゆっくり行けば汗も出ないかと、着替えてさっぱりとして温泉を出発したが、長い長い。
鑓ヶ岳、杓子岳から下るいくつもの沢・尾根を回り込んでいくのだから、思った以上に時間と体力を費やして、やっと猿倉に戻りました。壊れたカメラでも多くの花を写す山行でした。
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